施工実績 北海道神宮

北海道神宮 塗装作業風景

日本人は物事の節目に神社にお参りしたり、我が家に神さまを迎えておまつりをしたり、神さまとの関係を大切に生活を営んできました。

子供たちの健やかな成長を祈る初宮詣や三詣式厄除けなど、人生の節目に行う祭りを人生儀礼というそうです。

日本人にもっとも身近な神さまとの会いの場、そんな人生の祭り 人生の儀礼を行う神聖な場、北海道神宮の本殿改修塗装工事に本間塗装株式会社は平成24年4月に携わらせて戴きました。

北海道の開拓、経営を行うために、明治二年七月に開拓使が設置され、同年八月十五日には蝦夷地は北海道と改称されました。同年九月一日に東京の 神祇官において、開拓使の長官以下の北海道の赴任に先立ち、明治天皇の勅使により開拓の守護神として大国魂神 大那牟遅神 少彦名神 の三神を祀る「北海道鎮座神祭」が斎行されました。これが北海道神宮の創祀とされます。

昭和三十九年十月五日、明治天皇が御増祀となり、北海道神宮と改称されました。北海道神宮は、北海道の開拓、経営を守護するために、明治天皇の思し召しによって北海道の地に祀られ、その発展とともに北海道総鎮守として人々に崇敬され、今日に至っています。

閉門後の神宮境内 人けのなくなった閉門後の境内も深い静寂の中で、風景は一変し、昼間とはまるで違う表情をした別世界が姿を現します。それは、まさに聖域 心地よくもあり、包まれる張り詰めた空気は普段は感じることのできない緊張感を与えてくれます。

日々、様々な儀礼の行われる本殿 長年の時間の経過と共に所々お手直しが必要な箇所が見受けられます。細かな傷や補修箇所など宮大工さんとの打ち合わせを行い、それぞれの分担で下地調整作業を行い、塗装工事に備えます。 使用する塗料は天然素材のかきしぶ塗料、水性ウレタンクリア、白木クリア塗料など、補修を行う箇所にそれぞれ使用されている木材に最適な塗料を使用します。

御祭神 北海道神宮には四柱の神様がお祀りされています。

大国魂神  (おおくにたまのかみ)
大那牟遅神 (おおなむちのかみ)
少彦名神  (すくなひこのかみ)
明治天皇  (めいじてんのう)

閉門後の午後6時30分から作業開始です。宮大工さんとの綿密な打ち合わせを行い作業工程を確認 職人さんたちの表情も真剣です。張り詰めた空気の中、打ち合わせが進みます。

本殿内部の床をブルーシートで完全養生します。天井部分も改修箇所になり床部分の養生は欠かせません。天井部分の作業が終了した後に床部分の補修作業を開始します。塗装前の作業が全ての仕上がりや作業工程を左右するといっても過言ではありません。下地調整、養生は特に重要な作業となります。

細かな打ち合わせ、作業が深夜まで続きます。決められた時間内の作業のため、一連の流れを再度確認、作業を始める前のいつもの後景です。打ち合わせの中心人物が弊社代表です。(写真右側)

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